SLAM RTK——SL9

SatLab SL9 SLAM RTKは、高精度GNSS測位と最先端のSLAM技術を組み合わせた革新的な測量システムです。従来のRTK測量で課題となっていた空間的な制約を解消し、都市のビル群、森林、屋内環境でも、安定した高精度の測位を実現します。これにより、フィールドワークの効率と柔軟性を新たな次元へと引き上げます。

SLAM RTK-SL9

 

1. 新しい画像測定体験

3台の高解像度カメラとSLAM技術を融合したSL9は、リアルタイムでの画像測位を実現。画像上で測りたいポイントをタップするだけで、その3次元座標を取得できます。専用アプリ「Satsurv」を使用すれば、15メートル以内で2〜5cmの高精度測位が可能です。

2. SLAM-Fix技術による境界のない測量

SL9は、RTKとSLAMを自動で切り替え、あらゆる環境で安定した測位を実現します。橋の下やひさしの下、屋内などGNSS信号が届かない場所でも、正確な座標を取得可能です。「電波が届かない=測れない」という常識を覆します。

3. 共同座標系

データのつなぎ合わせはもう不要。SL9は、屋内外を問わず同一の座標系で測位を維持します。 基準点の設置も、ループクロージャの処理も必要なし。シームレスで手間のない測量を実現します。

4. 高速で簡単な体積計算

Androidベースの専用アプリ「Satsurv」を使えば、現場でそのまま3D地形モデルを生成し、即座に土量を計算できます。スピーディーかつ直感的な操作で、現場作業の効率を大幅に向上させます。

5. 安定した信号、高精度データ

過酷な環境でも主な衛星コンステレーションをすべて追跡し、センチメートル級の高精度測位を実現します。

6. Sat-LiDARによる高精度後処理

取得したデータは専用ソフト「Sat-LiDAR」で後処理可能。厚さ2cm未満、精度1cm未満の高精度解析を実現します。 トンネル掘削の解析や進捗管理、出来形検査に対応するほか、断面図・平面図・標高図を活用した改修工事の支援にも役立ちます。

活用シーン

  • 半遮蔽環境測量
  • 閉鎖空間3Dマッピング
  • エンジニアリング測量